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以下レミゼネタです。ご注意ください。
バルジャンは今、大いなる悪と闘っていた。その相手は仏蘭西全土に蔓延する謎の現象「ジャ・ヴェール化現象」
この現象は健康にさしたる被害もないが、とにかくある日突然もみあげがにょきっと伸びたかと思うと、法を守らぬ輩を追い詰め「俺が正義だ」と叫び、橋を見かけると急にいろんなことを誓いだして高らかに歌い出したくなる謎の現象として、もう20年以上もバルジャンを悩ませていた。
【その現象の体験者の話】
・偉い人に対しては異様に礼儀正しくなりました。
・歌の間にいきなりうひゃひゃひゃひゃと笑ってしまい周りがビックリしていました。
・サッシュがきれいに巻けるようになりました。
・スパイに出てもこどもにすぐ正体をばらされました。
・しつこいと言われました。
・二層式洗濯機の渦や、鳴門の渦潮をみると急に飛び込みたい衝動に駆られて大変でした。
バルジャンは学者としてどうしてもこの謎を解きたかった。この謎を解くために既に家財道具は売り払っており、残ったのは銀の蜀台だけだった。ある日、長年ともに研究を続けていたファンティーヌがジャヴェールの魔の手にかかってしまった。それまで死者を出していなかったのに、なんということだろう、ファンティーヌが最初の犠牲者となってしまった!!
しかし、最後の瞬間ファンティーヌは力を振り絞り、バルジャンに伝えた。
対・ジャベール用決戦兵器を開発していたということを!!
それは数年前、借金のカタとして宿屋を営んでいるテナルディエ夫婦に差し押さえを受けていたらしい。
なんてこったい、俺のいままでの苦労は何なんだとぼやいたが、ジャベールと闘うため、借金の清算をしようと誓うバルジャンであった。
その決戦兵器は、設計図によると愛の力で動くらしい…。
なんてアバウトな!!
動かせるのは、金持ちのボンボンで愛の勇者を気取っているような、燃える愛の炎を出せる若者とある。じじぃじゃだめか…、バルジャンは落胆したが民衆を守るためうかうかしている時間はなかった。
そしてそれはここにあった。
対・ジャベール用決戦兵器「コ式Z型アンドロイド:コ・Z」
かわいそうに水汲みアンドロイドとして働かされていた。バルジャンは、「わたしが君の本当のご主人様だよ」と適当なことをいって、テナルディエの元から奪ってきた!すまんこれも正義のためだ!
バルジャンは暫くファンティーヌの願いも忘れて、趣味の世界に没頭していた。
おい!ジャベールと闘うという誓いは何処へ行った?
そんなツッコミも他所にバルジャンは幸せな毎日を送っていた。
どうなる仏蘭西!
正義はどうなる?
やっぱりアンジョの登場を待つか?
気になる続きは来週!!(ウソです)
なーんてことを夜中にひとり佇みながら考えていました(アホです)
今日の題名は空耳です。